嫁漫blog

嫁が漫画家の会社員がつらつら書いちゃいます。漫画家と結婚しようとしている全国50万人の配偶者候補の方、必見です!

「重版出来」の安井さんへのお願い

漫画家を嫁にもって一番大変なことはとくにかくにも、相手の精神面の乱高下状態です。

今の嫁以外の他人と一緒に生活したことがないのでわかりませんが、普通の結婚生活がこんなもんかもしれませんが、酷い時はもう大変です。

暗黒面に落ちた時の口癖は
「私以外の漫画家全員死ね」
「あー漫画界から無視されてるー」
「賞くれー賞くれー」
とかの大仰なことをワーワー仰りながら、細い竹で布団を叩いています。

すごいなと思うのがこういう時でもある部分は冷静なので漫画用具や道具、原稿には絶対にあたらない。今のところDVにも発展せず!ありがたや、神に感謝。

機嫌が悪くなるキッカケは簡単で、
編集さんからダメだしされた時とか、ぞんざいに扱われた時とか、あとは締切がキツくなってきた時は間違いなく、ブラック嫁。

僕は比較的帰宅するのが遅いんですが、22時とか23時に帰って、嫁が堕ちてる時の僕の哀しみときたら。
毎日「こいつは、おもしろくなってきやがったぜ!」を唱えながら乗り切っています。いったい何がおもしろくなってきたんでしょうね。

編集の皆さんの中で
「俺は漫画家を褒めることなんてしないね」
「漫画家なんて、ちょっと煽てるとすぐ締切を破ってくる」
「だってネーム意味わからないから言うしかないだろ」
という「重版出来」の安井さんのような編集の方いらっしゃいますよね(呼びかけ)。わたくしの1/1統計学上では高橋英樹の「正解は越後製菓!」ばりに、安井さんが仰ることはその通りなんですが、基本的に褒めまくって頂いたら、夫としてはいとありがたし!校了ギリギリの戦いの時には消しゴム担当とコピー担当ぐらいはするので、ひとえに、ひとえーに、なにとぞー。